たそがれアッガイの1日+

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ガンダムモビルスーツ ガンダム
 一年戦争当時、ジオン公国のMS兵器に対抗して計画された連邦軍V作戦によって生まれた、当時としては脅威的な性能を持つモビルスーツ。超合金ルナ・チタニウム(後のガンダリウム合金の元となったチタン系合金)製の鎧に覆われ(この装甲も出来る限り外部に情報が露出しないよう、2重3重に関節部などは重ねられている)、同じくルナ・チタニウム製の盾を持ち、驚異的(戦艦の主砲並み)な威力の小型メガ粒子砲(俗称:ビームライフル)を携行する。また、接近戦・白兵戦能力にも優れ、背面に装備されたビームサーベル、またそれを切り替えたビームジャベリン、追加武装のガンダムハンマー・ハイパーハンマー等を操る。他には携行兵器では最大のハイパーバズーカ、また内蔵武器として60mmバルカンがよく使用された。

 V作戦の機体はガンダムに加えガンキャノン、ガンタンクが存在するが、このガンダムが最も機動力があり、また汎用性に優れている。背面バーニアを最大出力で吹かすことによってハイジャンプし、少しの間だが滞空することも可能。携行武器の種類の豊富さは他の連邦MSの追随を許さず、なんと(当時、おおよそ必要とは思えない)大気圏突入能力まで備えている(TV版はビニールのような防熱フィルター、劇場版はシールドから発生する冷却ガスを突入装備として持っていた)とんでもない機体。試作だからなんでも積み込もう、という意図がみられるような・・・。主開発はアムロの父、テム・レイ技術大尉(技術長)が行っていたらしい。製造時の形式番号はガンダーX78。

 サイド7がジオンのザクに攻撃された際、避難途中のアムロ・レイが偶然マニュアルを発見し、それを見ながらはじめて動かした機体。素人の操縦で新兵と軍曹クラスの操るザクを合わせて2機も破壊したことから、その基本レスポンスの高さが伺える。戦いを重ねる度にデータを蓄積して反応があがっていったようだ(教育型タイプ・コンピュータの能力は、当時のジオンは連邦には全くかなわなかったらしい)。ジオンの赤い彗星ことシャア・アズナブルが素人操縦と解っていても勝てなかった事からも(後半はパイロット負けかもしれないが)その高性能さがわかる。

 しかし後半、そんな最新鋭機もアムロの超人的な反応速度(ニュータイプ能力)についには対応しきれなくなる。その後、連邦軍のモスク・ハン博士によって各駆動部にマグネットコーティング処理を施され、一気に機体の反応速度を上げることに成功するのだが、各駆動部がその負荷に耐え切れる保証がない為、結果的にアムロに操縦を萎縮させる結果となってしまった(理論上はアムロの動きを100%追いかける事が可能なのだが…)。

 最終決戦地ア・バオア・クーにおいて、宿敵シャア・アズナブルの操るニュータイプ専用機ジオングと相打ちになり大破、放棄された(しかしコアファイター及びデータは無事連邦技術部に渡されたので、このガンダムが後の連邦軍MS開発に多大な貢献をしたのは確かであろう)。

 ガンダムは一年戦争中実際3機が製作されたが、サイド7がジオンに強襲されたため、1号機(プロトタイプガンダム)が大破、3号機(G-3)が中破してしまう(この3号機は、後にマグネットコーティング実験機としてルナツーで使われた)。アムロがホワイトベースで使用していたのは2号機であるのは有名な話。またアムロのNT能力を100%生かす為NT専用4号機(NT-1アレックス)の開発も行われていた。

 パワーアップパーツにGパーツ(Gファイター)が存在し、ガンダム各部との組み合わせで状況に応じて装備・仕様を変える事が可能となる(劇場版では無かったことにされている。)

 後に一般的となった設定では、ガンダム(とGパーツ)製作が連邦軍V作戦の最終目的で、ガンタンク・ガンキャノンはこのガンダムを作る為のデータ収集のための機体というのが広く普及している。が、白兵戦のガンダム、中距離支援のガンキャノン、長距離砲撃のガンタンクと役割が分担出来るのにそれらが同時製作ではなく順番に試行錯誤で製作されデータ用に作られた、というのは納得がいかないというファンは結構多い。もっとも最近では3機の同時製作というラインに見直されつつあるが(Gパーツ交換の新たなバリエーションや3機の各部が交換出来るという説などが出て来ている)。

 ところでガンダムと言えば、プラモやマンガのリニューアルに次ぐリニューアルにより、数々のデザインが存在する。大河原デザインをアニメに起こし直した「安彦ガンダム」。それをリアルタイプに注意書きやモールドを施した「大河原ガンダムI」。またそのガンダムが1/144HGガンダムにリニューアルされた時書き起こされた「大河原ガンダムII」。さらにカトキハジメによる「カトキガンダム」、1/100MGガンダム用に起こされた「MGガンダム」、他にも「近藤ガンダム」「美樹本ガンダム」「クローバーガンダム(笑)」等、様々なデザインが存在し、それぞれ解釈が異なる(結果、各部の内部図解も違ってくる)。それだけ様々なロボットデザイナーに多大な影響を与えた「元祖リアルロボット」であるのは異論の無いところであろう。

 後継機は量産型RGM-79(ジム)、RX-79(量産ガンダム)などの量産型に加えGPシリーズ、MK-II等を筆頭に、数限りなく、あらゆる時代で製作されている。


主人公 アムロ・レイ
 サイド7の居住区に、連邦のMS開発者である父テムとともに移り住んでいた当時15歳の少年。ホワイトベース入港によって、ジオンのザクが新型兵器破壊のためサイド7に乗り込んできたため、撃退のため仕方なく(かつ偶然発見したマニュアルを見たせいで)、ガンダムに乗り込んだ。そのまま一年戦争終結までガンダムに固定パイロットとして(本人の意向とは関係なく)参加。連邦初のニュータイプ部隊のエースとして活躍した。一年戦争後、『Zガンダム』でエゥーゴに参加するまではニュータイプを恐れた連邦の監視下で7年間冬眠期間にはいる。そしてグリプス戦役で復活、エゥーゴ、カラバに参加する。その後、因縁の男シャア・アズナブルとの決着をつけるため、地球連邦の外部部隊「ロンド・ベル」のエースパイロットとして最前線で戦い続けた。最後は地球に落ちて行こうとするアクシズを、己のニュータイプ能力とサイコフレームの力でもって押し返す。その後消息不明(死んだ、という説と、まだ生きている、という説は今でもファンの間では真っ向からぶつかっている)。 愛機は『機動戦士ガンダム』ではガンダム、『機動戦士Zガンダム』ではディジェ、『逆襲のシャア』ではリ・ガズィ&νガンダム。

 地球連邦軍、いやロボットアニメ史上最強のパイロットといっても過言ではあるまい。将来、ガンダムを上回る性能のロボットが登場したとしても彼を超えるパイロットはまず現れないだろう。シャアのシンボルカラーの赤が連邦の兵士にとって畏怖の対象であったようにガンダムの白がジオン兵の恐怖になっていたであろう事は想像に難くない。特に、ニュータイプに目覚めていく過程の彼は寒気がするほどだ。惜しむらくは『Zガンダム』『逆襲のシャア』と作品を重ねていくに従ってその凄みが薄れていったところ。「往年の…」という形容詞をつけたくなるほど、少々冴えを欠いている。ガンダムと他のMSとの性能差が一年戦争の時ほどないとはいえ神童も二十歳をすぎれば…という感じがして少し寂しい。

 性格的には内向的(当時のアニメファンのよう)な性格で、物凄く落ち込みやすい。『Zガンダム』では初登場で自分を信じれなくなってておまけに人の目を気にしていた。後半からは吹っ切れて立ち直ったようだが。また、シャアの行動を極端に気にする面がある。…やはりララァ=スンの引力か。

 ところで、初代アムロには実は2ヴァージョンあることを忘れてはならない。すなわち、TV版と劇場版である。それぞれ微妙に性格が異なるのだ。それは何と言っても、TV版では終盤のしなくてもいいつじつま合わせにいきなり出てきた「ニュータイプ」コンセプトが、劇場用ではほぼ全編を貫くモチーフとなってしまっているからである。

 初代アムロは、特に『エヴァンゲリオン』のスーパーヒーロー碇シンジ君(彼が内向的だというお話ももはや決まり文句を超えて神話の域に達しており、見直されるべきだとは思うが)の出現以後の現在から顧みると、全くの熱血少年である。おまけにマッチョ。性差別的。フラウ・ボウに対して根拠なく威張ったりして見苦しい。ただ、ほとんどマザコンではないところが救いか。マッチョな空威張りがまだ甘えに転じてはいないという微妙な線で踏みとどまっている。

 その熱血が前半ではしばしば空回りし、自意識過剰と相まってひどく見苦しい有様を晒したところが、彼の性格描写に陰影を与え、ロボットアニメ史上空前のキャラ立ちを産みだしたことはもちろん事実である。しかしだからと言って彼を「内向的」とか「根暗」とか形容するのは当たっていない。むしろガンダムというオモチャを与えられ、自分の能力を過信してはしゃぐあたり、後のカミーユなんかと意外に近い。というか、古典的なスーパーロボット主人公からもそう遠いところにはいない。

 ただ、TVシリーズでは、このアムロのキャラクターの描き方が連続ドラマの中で必ずしも一貫性をもって描き出されてはいなかった。それゆえしばしば「内向的」「根暗」といった決まり文句で片づけられる結果も生じたのだろう。しかしそれ以上に彼の性格についての誤解を振りまくことに貢献したのが、TV版が版権関係のごたごたのせいかなかなかビデオリリースされず、初代ガンダムがもっぱら劇場版で普及しているという事情である。ここではかなり早くからアムロは「ニュータイプ」であり、それゆえに繊細で傷付きやすい、「感受性の強い」少年として描かれる度合が高くなったのではないか。
「アムロ、ガンダム…いきまぁぁぁぁぁす!!」



ライバル ジョニー・ライデン
 テレビ画面には一切登場しない、いわば裏設定にのみ存在する人物。しかし、彼ほど有名な裏設定キャラは他にいないであろう。シャアの異名が『赤い彗星』なのに対し、ライデン少佐の異名は『真紅の稲妻』である。

 U.C.0056年生まれ。旧オーストラリアからサイド3への第1次移民の3世でジオンにおいては珍しいアメリカ系。22歳で高等教育過程修了と同時に国防軍に志願。兵学校を卒業後、キシリア=ザビ少将麾下の突撃機動軍にMSパイロットとして配属された。

 一週間戦争では、曹長としてMS-06CザクII(初期量産型)で出撃。続くルウム戦役で戦艦三隻を撃沈した功績により大尉に昇進し、専用のMS-06FザクIIを受領している。有名な真紅に黒のアクセントの入ったボディカラーと、ユニコーンのパーソナルエンブレムは、このF型から使用した。その後少佐に昇進し、ルナツー宙域を担当する突撃機動軍第8パトロール艦隊“プリムス”のMS戦闘隊長に就任。乗機もMS-06R-2高機動型ザクに乗り換えて高い戦果を挙げ、一躍有名になったという(なお、少佐がR-2型で挙げた戦果は、戦艦2隻、巡洋艦4隻、MS5機であった)。

 終戦間近になると本国の要請により、エース部隊”キマイラ”に転属し、第一中隊長に任命された。その際YMS-14ゲルググ先行試作型を受領。彼は高機動型のB型、中距離支援用のC型の2タイプを乗りこなした。コレヒドール暗礁宙域でのゲルググの慣熟飛行を終えた後、グラナダからア・バオア・クー攻防戦に参戦したが、激戦の中、消息を絶った。その際、戦闘中行方不明として終身中佐に昇進したが、後に軍籍から外されている。

 彼はゲリラ戦を得意とし、連邦軍から恐れられたが06R-2に搭乗していた時期、彼がパーソナルエンブレムのユニコーンをMSの左肘という非常に見えづらい所に書き込んでいたため同じく赤い06(S型)を乗機としていた宇宙攻撃軍のシャア・アズナブル少佐(当時)の機体と誤認されることが多かったともいう。

 厳格な武人肌の人間が多い公国軍にあって珍しく陽気で親しみやすい性格の持ち主で、国民からの人気も高かったと言われている。Zガンダムモビルスーツ ガンダムMK-Ⅱ
 ティターンズがグリプスで製作させていた、名機「RX-78ガンダム」の再設計機。この頃の連邦軍(およびティターンズ)のモビルスーツはたいてい旧ジオニックと連邦軍の技術の折衷的なものが多い(代表例が”連邦のザク”ハイザック)が、この機体はほぼ完全に連邦軍系の技術者だけで開発された、まさしくRX-78ガンダムの直系後継機である。色はティターンズのシンボルカラーである黒を基調としたカラーリングが施されている。

 武装はビームライフルにハイパーバズーカが基本。バルカンポッドはオプションとして装備できるようになっている。

 加速性能に優れた汎用型の機体であるが、最大の特徴ははじめて装甲内骨格「ムーバブルフレーム」が採用されたということである。この「ムーバブルフレーム」とは、人体で言えば骨格と筋肉にあたる回路や伝達経路を外部装甲とは独立して骨格として構成するというものである。いうなれば、まず「骨組み」を作って、その中に燃料や電装の伝達経路を脊髄のように通してしまい、その外側に「肉付き」である装甲や武装をくっつけていくといえばよいであろうか。これにより、駆動効率を優先した設計が可能となり、MSの運動性能が飛躍的に向上するという、コペルニクス的な発明であった。さらに、この技術は可変MSの開発も促していくことになる。

 しかし、この機体自体については、フレーム材質に問題があったために試作品3機が製作されただけで量産は中止された。それでもティターンズによってテストが続行されるが、カミーユによってクワトロらエゥーゴ側に2機が強奪される。その後、一度は取り返し、実戦配備が決定したものの、エマがアーガマに脱走する際にまた奪われ、以後は3号機が白く塗り直されてエゥーゴで運用されることになる。この時、1号機と2号機は交換用の部品に分解された。

 黒い間のパイロットは、エマ(1号機)、カクリコン(2号機)、ジェリド(3号機)。エマの脱走の際にはカミーユの父、フランクリンも一時的に2号機に搭乗した。また、カミーユも解体前の(片腕の状態の)1号機で2度出撃している。

 後にエゥーゴが3機まとめて奪い、そのうちの3号機を白く塗り直してエゥーゴの機体として強引に認知させた(?)。エゥーゴがわざわざこの機体を奪取したのには訳があり、MkIIに採用されているムーバブルフレームの技術を入手するためと、(おそらく)「ガンダム」を奪って自軍に加えることにより世間へエゥーゴの存在のアピールを図ったためである。こうしてエゥーゴが入手したムーバブルフレームの技術により、エゥーゴもアナハイムエレクトロニクスを通じて可変MSなどの高性能MSの開発が可能となった。いってみれば、この強奪事件はグリプス戦争に火をつけたと同時に、以後のMS開発競争にも火をつけたのである。

 本編では「Zガンダム」でカミーユ・ビダンが物語前半で搭乗した機体である。開発者である両親からこっそりデータを盗んでいたため扱いが慣れていたこと、ティターンズからの強奪はカミーユのお手柄だったこと、エゥーゴのパイロットはリックディアスに愛着を持っていたこと、「アムロの再来」としてエゥーゴ上層部がガンダムに乗せたがったこと、などからあっさり彼がパイロットに決まったようである。なお、カミーユがパイロットに就任する前には、自分のリック・ディアスをカミーユの父、フランクリン・ビダンに壊されたクワトロ・バジーナことシャア・アズナブルが搭乗していたこともあった。「ガンダム」を見た世代にとっては、”シャアがガンダムに乗った”この出撃は強烈なインパクトがあった。

 ただ、MSとしての性能は、開発者のフランクリン・ビダンも「あんなもの、もう(エゥーゴに)やってもいいでしょう」と言ったように、加速性能以外は決してズバ抜けてはいなかった。このため、ティターンズが後に強力なMSを続々開発するにつれ、ニュータイプ能力の発達が目覚ましいカミーユにはこの機体は物足りなくなってきたのである。そこで、新たに開発されたZガンダムにカミーユが乗り換え、MK-IIには、元はティターンズでこの機体のテストパイロットをしていたエマ・シーン中尉が乗り継ぐことになった。

 これに併せて、装甲素材が旧式のチタン合金セラミックであったためその強化とさらなる機動性の向上を図って、サポートメカのGディフェンサーが開発された。これと合体することによりMS形態「スーパーガンダム」、MA形態「Gフライヤー」となることが可能である。

 パイロットのエマは戦死してしまったが、どうにかこうにか「Z」の全編を生き残り、続編「ガンダムZZ」でも主力として登場する。エル・ビアンノが何の訓練もうけないままに乗り組み、パイロットとしてそこそこ使えそうな事を証明したため、以後も主に彼女が搭乗することとなった。また、他にもモンド・アガケ、キャラ・スーン、エルピー・プルなど様々なパイロットによって使用されている。・・・それにしても、よく予備部品がこの時までもったものである。特注だろうか?

 もうこの時代にはこの機体ではネオジオンの大型・高出力MSに対抗するにはかなりつらくなっていたと思われる。それでも運良く終盤まで生き残っていたのだが、最後はエルがクィン・マンサを攻撃した際に返り討ちにあい、爆発の中に置き去りにされて姿を消す。



モビルスーツ Zガンダム
 アナハイム・エレクトロニクス社製第3世代可変型モビルスーツである。エゥーゴがティターンズから奪取したガンダムMk-IIによってムーバブルフレームの技術が得られたため可変モビルスーツの開発が可能となり、従来の技術にプラスして基本設計を初代パイロットのカミーユ=ビダン自らが行い、完成した。

 この機体の最大の特徴は、単独での大気圏突入が可能な事である。カミーユの発案によりすでにガンダムMk-IIに使用された大気圏突入用のオプション兵器であるフライングアーマーがその設計思想の母体であり、Zガンダムはウェイブライダー形態に変形することによって単独で、しかも機動性を持って大気圏に突入することができるように設計された。本編でも百式を乗せて大気圏に突入している。

 武装としては、当時のMS携行用ビーム兵器としては最大級の威力を持つハイパーメガランチャーを使用できる。ビームライフルも従来のものと比較してかなり威力は高い。このビームライフルはロングビームサーベルとしても使用できる。他に、ビーム耐性のある敵や、接近戦の隠しダマ用としてグレネードランチャーを両腕に装備している。

 初代パイロットはカミーユ=ビダン、2代目パイロットはジュドー=アーシタ、3代目パイロットはルー=ルカである。

 「Zガンダム」では「ゼータの鼓動」から登場(この時のパイロットはアポリーだった)、ガブスレイに苦戦するカミーユのガンダムMk-IIのピンチを救って登場する華々しいデビューを飾った。 以後、カミーユが搭乗し、シロッコとの決戦に至る。
 「ZZ」ではZZガンダムが登場するまでの間、アーガマの主力として活躍する。が 、最後アクシズでの戦いにおいてクイン・マンサとの戦闘で行動不能となり、その場に置き去りにされる。

 後にバイオセンサーが搭載されて機体の追従性が大幅に強化されたが、このバイオセンサーフル稼働時には、ほとんどオーラバリア並の正体不明のバリアをまとい、オーラ斬り並の威力のビームサーベルを使っていた。


主人公 カミーユ・ビダン
 中盤までは父フランクリン=ビダンの手によって設計されたガンダムmkIIに搭乗するが、後半自らが基本設計を行ったZガンダムに乗り換える。

 基本的にアムロ・レイに似て、根暗でひねくれた性格を持った、全くかわいげのない少年である。親に愛されなかったせいでそうなったようであるが、カミーユのマザーコンプレックスは他にもエマ・シーンやレコア・ロンドへの強い執着となって表れていた。

 アムロとの違いは、まずその性格の顔に似合わぬ短気さ、凶暴さである。ジェリド・メサに女のような名前を小馬鹿にされたのに怒り、大暴れしたあげくにmkIIを強奪して、良く知りもしなかったエウーゴに参入してしまう序盤のとんでもないイベントに、それは良く表れている。そのおかげでティターンズによって両親が殺されてしまうことになるのであるが。たとえて言うならば、基本的にいじめられっ子タイプなのだが、怒ると刃物(彼の場合は空手)を振り回し一家四人を虐殺してしまうような人物、といったところか。お友達になりたくないタイプである。もっとも、アムロ同様シリーズを通して人間的に成長していくので、後半の彼からはこのような欠陥だらけの少年、といった印象はほとんど受けない。

 さらに、戦争に対する考え方、というのもアムロとカミーユの大きな違いだろう。アムロの場合、基本的にあまり考えないタイプ、というか、「戦いの意味など戦っていればそのうち分かるさ」といった感じなのだが、カミーユの場合は、フォウの死などによって後半では重大な使命感を感じるようになってきており、たまに見せる年齢に似合わぬ悟りきった表情や、全く当然のように自らをも巻き添えにしてシロッコやハマーンをコロニーレーザーの露としようとする行動は印象的。はっきり言って最終回に発狂してしまう前からすでに、「あ、こいつ死ぬわ」って感じなのである。

 ニュータイプ能力は非常に高いものを持っていたようだ。すでに第一話の時点でそれは現れていたし、アムロをして「ぼくより見込みがある」と言わしめたほどであるから。もし発狂せず無事に生き延びることが出来て、その後も戦闘経験を積んでいたらアムロを確実に越えていただろう。
「わかるまい! 戦争を遊びにしているシロッコには、この俺の身体を通してでる力が!」
実はこっちが主人公? クワトロ・バジーナ
 前作では敵役だったシャア・アズナブルがエゥーゴに参画した際に用いた変名。かつての二つ名を思い起こさせる真っ赤なノースリーブのユニフォームに、どうでも素顔を晒すのは嫌なのか黒いサングラスを手放さない。落ちたりとは云えジオンの赤い彗星の名の威力は七年の月日を経てもまだまだ残っていたようで「ダカールの日」での議会演説など「私はかつてシャア・アズナブルと呼ばれたこともある男だ!」の一言で議員達を黙らせていた。

 一年戦争の後、再興を期してアクシズに潜んでいたが、ハマーンの専制に嫌気が差し、アクシズを出奔し、MSの新装甲材「ガンダリウムγ」の技術を手みやげにエゥーゴに参画。なぜエゥーゴに入ったかについては本人が「ティターンズが非道を行っているから対抗するのだ」「ザビ家の人間を傀儡に立てるような連中に、志があると思いますか?」などと語っている。嘘ではないのだろうが、腹蔵の塊のような彼のことだからもう一枚裏があるんじゃないかと疑わしいのも確かである。彼が本当は何を考えていたのか、それを知る術は無い。何を考えていようと、パイロットとしてもブレインとしても得難い人材なのは確かであるし、提供した技術もMS開発にとっては画期的なものであったため、エゥーゴ上層部も深く突っ込まずに重用していたのだろう。階級は大尉。搭乗機は初めは赤いリックディアス、その後ガンダムMkIIに乗り換え、すぐに黄金のMS、百式に乗り換えて以後専用機とした。

 かつて仮面を被りシャアの名を名乗ったのは正体を隠すため、そして過去を捨て去るためだったが、一方クワトロへと名前を変えたのは「人には恥ずかしさを感じる心がある、ということも…」とどうもえらく軟弱な理由である。しかし、名前だけ隠してもやっぱり人となりまでは隠せないもので、ブレックス准将やヘンケン艦長にはなんとなく「赤い彗星」だとバレていたし、初対面(?)のブライトにもなぜか「大佐」と呼ばれてしまって「私は大尉です」と弁明しなければならないし、カミーユにも「(エマさんは)赤い彗星に(すでに)会ってます」と言われるしで、結構正体バレバレである。極めつけは予告編でまで堂々と「シャアとカミーユは~」などと口走るもんだから視聴者にも正体バレバレである。正体がバレてからはなおのこと頻繁に「あなたは卑怯だ!」とか「あなたはシャア・アズナブルに戻るべきだ」などと言われ倒し、「逃げてなどいないで首相になるべきなんだ」とまで持ち上げられてもいた。どうも「赤い彗星のシャア」に比べると、「クワトロ・バジーナ」の名前は人気が今一つだったようだ。

 それはともかく、父の遺志を継いで(と本人は信じている)スペースノイドによる人類の覚醒と新しい世界の構築を目指すため、前半はエゥーゴのエースパイロットとして活躍する。カミーユのニュータイプ能力が急激に発達したのも、近くに「生のお手本」がいたからに違いない。それに刺激されてのことだろう。ジャブロー攻略後はヒッコリーから宇宙へ戻るが、すぐにまたブレックス准将のボディガードのためにダカールに降下する。が、准将は暗殺、その後継として指名されエゥーゴを任されたような立場になってからは、しばらくは戦場に出ないで後方でエゥーゴ幹部とともに戦略を練ることが多くなった。このため、パイロットとしての活躍は減る。もっとも、眠っていたパイロット魂がうずいたのか(はたまたそれでは視聴者が納得しないからか)、終盤には百式を駆って前線に復帰し、「そんなMSで!」と言われながらも、バケモノ化が進んだ敵MSと対等に渡り合った。

 ダカールでは准将が行う筈だった評議会の演説を代役とは思えない見事さでこなしている。地球を食い潰す人類への危機感をとうとうと訴えたこの演説は、聞いていたティターンズの兵士一人をその場で宗旨変えさせてしまうほど感動的なものだった(が、旧作においてシャア自身はジオニズムにさほど傾倒しているようでもなかったことを考えると、すべて計算ずくの冷めた頭で喋っていたのかも知れないとも取れる。まことに底の知れない男である。)。

 終盤、エゥーゴがアクシズと手を結ぶことには強く反対していた。あのハマーンをしてお前さえ戻って来てくれたら…」とまで言わせておきながら、懐かしむどころか怒りしか見せなかった下りには、彼がザビ家の威光を笠に着るアクシズをとことん嫌悪していた様子を伺い知ることもできる。しかし、ミネバその人に恨みがあるわけではなく、むしろそれに利用されていることに同情を持っていたようであった。そして、ハマ-ンのいいなりに動く人形のようなミネバを目の当たりしたときにその感情は爆発し、アクシズとの交渉を一度はダメにしてしまったのである。ハマーンやミネバなどジオン残党とのこの絡みは、シリーズを通じてもっとも彼の人間味が現れている場面でもある。

 人間味といえば、どうも女性の扱いが中途半端なのが悪い癖。「未だに嫁さんも貰えない」などと言っていたが、モテる割には対し方がよろしくないのである。レコア・ロンドがクワトロに気があったのを十分承知しておきながら、きっぱり断るでなく、がっしり受け止めるでなく、うやむやにしていた。まあ、いくら相手に気があってもそれを受ける、受けないは自由なのだが・・・「子供」のカミーユからすれば「レコアさんは大尉のことを好きなんだからもっと優しくしてやれよ!」という感じで受け止めたのはムリもない。どっちにしろ、キスまでしておきながらけがをおして出撃しようとしたレコアに対し「私に何をしろと・・・!」はあんまりである。ま、どう考えてもレコアでは彼に安らぎを与えてくれそうもないので、本当にどうでも良かったのかもしれないが。

 最終回、ハマーンのキュベレイとの一騎打ちの後、大破した百式だけを画面に残して彼は姿を消す。
「まだだ! まだ終わらんよ!」 

 シロッコに「その手に世界を欲しがっている」とまで言われたクワトロ・バジーナがシャア・アズナブルへと戻り、ネオジオン総師として再び歴史に姿を表すのはそれから五年後のことである。

 ここからは余談だが、どうせ味方側につくならアムロとの共闘、「命を削りあったライバル同士だけが分かち合える深い絆、最強タッグのコンビネーション!」みたいなものを期待したファンも少なくなかったことと思う。が、やはり主人公はカミーユということを考慮してか、残念ながらそんなシーンは無かった。「ダカールの日」のラスト、アウドムラのデッキでアムロと共に笑い合いながらグラスを傾けるシーンが、かつてのライバル同士の交流という意味で、それに近いものだったかも知れない。 そうはいっても『機動戦士Ζガンダム』全編を通じて彼の描写がかなりあり、それ故旧作のキャラの中でも圧倒的に出番が多かった。このことからも、また『Ζガンダム』の企画段階でのサブタイトルが「逆襲のシャア」であったことなどからも、彼は『Zガンダム』のもう一人の主人公であったということがいえるだろう。
モビルスーツ ウイングガンダム
 Wガンダムヒイロ・ユイ操るL-1コロニー製のガンダム。オペレーション・メテオで地球に送りこまれた五体のガンダムの中で唯一変形可能であり、高速移動・離脱を得意とするため、オペレーション・メテオのようなテロ活動にはうってつけの機体であったといえる。主な武装はバスターライフルとビームサーベルであり、バスターライフルで敵を蹴散らした後、ビームサーベルで接近戦を挑むというのが基本的な攻撃パターンである。

 歴代初代乗機の中でも特に不遇の扱いを受けている。登場早々水没し、その後ヒイロに破壊されそうになる。それは免れたものの結局1クールたたずに自爆させられ、やっと直ったと思ったらヒイロには使ってもらえない。地球に置き去りにされ、帰ってきたヒイロは早々にエピオンに乗り換えてしまう。彼が最も活躍したのはレディ・アンが搭乗してトレーズを救出したときだろう。



モビルスーツ ウイングガンダムゼロ

 五体のガンダムを開発した五博士が、15年前「すべてのMSの原型」トールギスを発展させ設計した最初にして最強のガンダム。あまりにも凄まじい性能を持っていたが故に開発者自身の手で封印されていたが、人類に絶望したカトルが五博士の一人H教授から設計図を入手、15年の封印を破り自力で開発した。バスターライフル、ウィングバーニア、変形機能など、後のウィングガンダムに酷似した性格が見えるところから、恐らく主開発者はドクターJだったと思われる。地上のゲリラ戦を想定して造られた五機のガンダムと異なり、宇宙戦用として設計されている。

 「アバラ折りMS」トールギスをも上回る出力にガンダニュウム合金製の装甲、二門のバスターライフルは一射でコロニーを吹き飛ばし、シールドには格闘戦用のショットラムを備える。攻守共にスキが無いが、何より恐ろしいのはコクピットに搭載された「ゼロシステム」と呼ばれる戦闘補助システムである。戦闘中に得られる膨大な未来予測データのすべてをパイロットの頭脳へ直に流し込むことで「未来を見せる」このシステムは、パイロットの戦闘能力を爆発的に増強すると同時にその精神に並ならぬ負担をかけ、時に戦術的未来に留まらぬ文字通りの「未来」の幻覚までを見せる。現にゼクスはゼロに見せられた未来のためにホワイトファングに身を投じ、技術者のエゴからゼロに乗ったOZの技術士官トラントは発狂してしまった。また、主人公である五人のガンダムパイロット達は全員一度はこのゼロに乗っており、その時の強烈な体験が最終的に彼らを一つに合流させる一因になっている。トロワに至ってはゼロのおかげで記憶喪失から回復したことさえあり、まことに計り知れない力を秘めたシステムであると言える。封印されたのももっともである。

 劇中では第24話「ゼロと呼ばれたガンダム」で、キレてしまったカトルと共に初登場。資源衛星を吹き飛ばし、コロニーも吹き飛ばし、その凄まじい戦闘力を存分に発揮して暴れ回るが、カトルが正気に戻った後OZに回収され、紆余曲折を経てゼクスの手に、そして37話「ゼロvsエピオン」でようやく主人公ヒイロの乗機となる。ヒイロの手でゼロシステムを外されたもののGチームの主力として活躍し、最終話、大気圏に突入したリーブラの破片をバスターライフルで焼き尽くした後、その反動で大破した。そのまま打ち捨てられたかと思いきや、続編OVA『エンドレスワルツ』冒頭では完全に補修された上で(死に化粧だろうか?)他三機のガンダムと共に太陽へ向けて投棄されている。



モビルスーツ ウイングガンダムゼロカスタム
 OVA『新機動戦記ガンダムW エンドレス・ワルツ』製作に当たり、TV版の五機のガンダムはすべてカトキハジメ氏の手によりデザインし直された。その中の一つでウィングゼロを描き直したのがこれであり、したがって本当はウィングゼロとまったく同じものである。「ウィングガンダムゼロカスタム」という名前もプラモデル用として考え出されたものであり、正式な名前はTVと同じ「ウィングガンダムゼロ」。ただし、TV版にあったバード形態への変形機能はオミットされ、翼で機体を包む大気圏突入形態に変わっている。あまり目立たないがそれに伴ってシールドも無くなっていたりする。

 本来単なるリデザインに過ぎないこの機体がわざわざ別ユニットとして登場した一因には恐らく、そのデザインが素晴らしく秀逸であるということが挙げられるだろう。四枚の翼をひるがえすそのフォルムは実に流麗であり、またここまで原物に近い「翼」を備えたロボットというのは過去に例がない(生身の翼とかは除く)。「リアルな造形でスーパーなメカを描く」というのはGガンダム以来カトキ氏のメカデザインにおけるメインストリームの一つになっているが、このウィングゼロは『G』のマスターガンダムと並んでその最高傑作の一つと言えよう。

 劇中では第一話冒頭で他三機のガンダムと共にシャトルに積まれ太陽へと投棄されるが、戦争再来を唱えるマリーメイア一党の出現にあい、ガンダム復活の必要を悟ったカトルがどうにかシャトルに追いついて回収、再びヒイロの乗機となる。大気圏上層での五飛との一騎打ちに勝利し地球へ降下、敵本拠上空で激しい対空砲火を浴びつつフルパワーのツインバスターライフルを発射。地下シェルターの積層シールド半分以上を一撃でぶち抜き戦局を決定づけるも、満身創痍の機体がフルパワーの反動に耐えきれず自壊、大爆発。一度ならず二度までもこんな無茶な使い方をされるとは、どうにも哀れな機体である。

 なお、事態が収拾して後は、他四機のガンダムも今度こそ戦争終滅を願って爆破された。その後、この世界の歴史にガンダムの名が現れたことは無いという。



モビルスーツ ガンダムデスサイズ
 オペレーションメテオで地球に降下した5体のガンダムの1体。プロフェッサーGがL2コロニーで開発したガンダニュウム合金製MSで、ハイパージャマーと呼ばれる電子機器かく乱装置により、高いステルス性を誇る。OZではガンダム02と呼ばれていた。その隠密性を活かして敵集団に密かに接近し不意打ちをかけ、その混乱の中で目標を破壊、離脱するという戦術を得意とする。そのメイン武装のビームサイズは水中でもその威力を失わないという恐るべきものであり、その鎌を構え一気に相手に振り下ろす姿は、ビジュアルイメージとして強烈でありデスサイズというモビルスーツを強く印象付けていた。またバスターシールドは盾として以外にも先端にビームサーベルを発生させ、敵に対して発射することも可能な攻防一体の武器である。ビームサイズをかまえた漆黒の機体はまさに死神の名にふさわしい。しかし、胸のツインインテークや、シールドの十字マークなど、実は五機のガンダムの中で、いわゆるガンダムのデザインに一番近いのはこの機体だったりする。

 序盤はウィングガンダムと行動を共にすることが多く、ヒイロによってウイングガンダムごと破壊されそうになったり、ウイングガンダムの修理部品用に解体されてしまったりしたこともあった。いきなり二話で、「死神と呼ばれたG」と、名前を呼ばれるだけあり、序盤での出番は多く、不遇の一号メカ、ウイングガンダム以上に、この世界でのガンダムの強さと言う物を知らしめてくれた機体でもある。ノベンタ元帥の死亡後はしばらく単独行動を取った後、カトルのサンドロックと共に行動を始め、OZのシャトルを強奪し宇宙へ上がる事になるが、もともと地上戦用に調整された機体のためか宇宙では今一つその力を発揮できず、自爆装置すら利かないほどズタボロにされた上、OZによって捕獲されてしまう。そして見せしめのために公開で破壊される。なおその時実際に破壊したのはOZに潜入していたトロワである。その残骸は5博士によってデスサイズヘルへと生まれ変わることとなる。



モビルスーツ ガンダムデスサイズヘル
 OZに協力を強要されていたプロフェッサ-G達、ガンダム開発者の5博士が、OZによって捕獲・大破させられたガンダムデスサイズを、月面基地で秘密裏に改修した機体。デスサイズと共にOZに捕獲されていたデュオに完成度80%の状態で託され、デュオ自身の手により完成する。

 機能上の主な改修点は、宇宙空間での戦闘への対応と戦闘力の強化である。
 前者の改修点は、重力下での運用を前提に設計・開発されたデスサイズに対して、戦局が宇宙へ移行していく過程における強化策である。この点における外観上の目立った変化は見受けられないが(後述のアクティブクロ-クは除く)、作中での本機の機動性と運動性を見る限り、バ-ニアやアポジモ-タ類の強化、ならびに追加装甲の裏等にそれらが追加されていると思われる。

 後者の改修点の内、防御力の向上については、本機の最大の特徴でもある「アクティブクロ-ク」の装備に集約される。この6枚の羽状の追加装甲は、胸部、肩部、後背部を覆う事で耐弾性を向上させるだけでなく、表面に対ビ-ムコ-ティング処理が施されている。これは、リ-オ-に代わって配備されつつあったト-ラス等のビ-ム兵器を標準装備するモビルス-ツへの対応のためと推測される(リ-オ-もビ-ムライフルを装備できるが、大気圏内での標準装備は実弾兵器であった)。その効果については、作中において、ウイングガンダムのバスタ-ライフル以上の破壊力であるヴァイエイトのビ-ムキャノンの直撃にも耐えた程である。このアクティブクロ-クは腕部使用時には展開され、腕の動きを全く妨げないようになっているだけでなく、開閉により宇宙空間でのAMBACシステム(いわゆる手足を振っての姿勢制御)の補助としても使用されていたであろう。攻撃力においても、デスサイズの主武装であったビ-ムサイズの刀身部分を2連としたツインビ-ムサイズによって、元々得意とする白兵戦はさらに強化されている。しかし、同じく白兵戦を主眼に設計・開発されたシェンロンガンダムが、本機と同時にアルトロンガンダムに改修される際にビ-ムキャノンを装備したのに対して、デスサイズにおける中距離用の武装であったマシンキャノンは取り外されている。その最大の理由は、アクティブクロ-ク取り付けに干渉した事であろう。しかし、この戦闘レンジの限定は、推測ではあるが、状況の変化に呼応して各ガンダムとの連携(特にアルトロンガンダムとの)を予測した5博士が、本機に前衛を務めさせる事を想定したのかも知れない。そう考えると、デスサイズヘルにのみ、アクティブクロ-クを装備させた5博士の意図も納得できよう。また、奇襲・隠密行動用のハイパ-ジャマ-の装備数も、デスサイズと比べて倍増し、この点においても、長所を徹底的に伸ばす改修コンセプトが伺える(アルトロンガンダムは、シェンロンガンダムの長所であったウイングガンダムに次ぐ汎用性を発展させたと見る事が出来る)。

 以上の機能的な改修以上に、本機が視聴者に対してアピ-ルする魅力は、黒色を基調とした全身から漂う独特の美しさにあると思われる。オ-プニング映像や、作中での爆炎の中から現れる6枚の翼と2重の巨鎌を構えるシルエットにうっとりとした人も多いであろう。全体の雰囲気は、当然のごとくデスサイズを踏襲するが、各部のエッジの張り出しや先鋭化によって、より凶悪な印象を与える。その高貴な悪魔のごとき峻烈な美しさは、後に発表されるウイングガンダムゼロカスタムの持つ天使の精練な美しさと正対する美と言えよう。しかし、デュオ曰くの「死神」を体現するために、こういったデザインになったわけではなく、アクティブクロ-クに代表される外観の変更も、あくまで前述の機能的な改修の一環としてのものであり、その点において究極の機能美という表現も出来る(無論、作中での設定からの推測であり、デザイナ-の意図とは別である)。ヘルメット状の部分の中世風モ-ルドさえも、ECM(いわゆる電波妨害)の補助のためとされている。

 第32話でのウイングガンダムゼロとの対決、第45話でのメリクリウス&ヴァイエイトとの戦闘や、ツインビ-ムサイズによる一刀両断という魅せる演出等、見せ場も多く、パイロットのデュオの魅力と合わせて、ファンの間でも人気の高い機体である。


主人公 デュオ・マクスウェル
 ガンダムデスサイズ、並びにデスサイズヘルのパイロット。暗く破滅的なガンダムパイロット達の中では、一番明るく健全で普通な性格の持ち主。最も彼にした所で、窮地にたてば自爆したがるような危うさ、全てを背負い込んでしまうような性格は彼も同じである。あるいは普段表に出ない分、思いつめた場面では、他のパイロット以上に深刻に思いつめている印象がある。

 L2コロニー群近くの宇宙の遊牧民的存在、スイーパーグループの出身。前日談的な外伝コミック、『EPISODE ZERO』によれば孤児であったところをある教会に拾われ、その為彼の服装は牧師服のような服なのだそうだ。その後はプロフェッサーGの元で、働いていたようだが、地球を破壊しつくすオペレーションメテオに反対、デスサイズを爆破しようとする。その行動は失敗したものの、同じくオペレーションメテオに反対するプロフェッサーGに進められ、そのままデスサイズを盗み、地球へと降下する。

 活動当初はトールギス開発者の一人、ハワードと接触しサポートを受けるなど、調子よく活動していたが、ヒイロに出会ってからは運が悪くなったのか妙に損な役回りが多く、ヒイロの無茶な行動を見ていつも嘆いていた。宇宙に上がってからも、一番最初にMD搭載型トーラスと交戦してボロボロに負けてしまうは、デスサイズは見せしめに破壊されるは、モビルドールを破壊する為に月面基地に侵入してみれば、デスサイズヘル完成まで待てと科学者に諭され、カモフラージュの為老師Oにぼこぼこにされるは、最終決戦においても戦闘の最中にガンダム開発者をみつけてしまい、リーブラを自爆させる為に戦場を突っ切る羽目になるなどとことん間が悪い。エンドレスワルツではヒイロに脱出する隙を作る為、殴られたりと、とことん不幸な役回りである。やはり危ない人間の中では普通の人間は損をすると言う事か。

 もっともその普通の性格と言う物は彼にとってマイナスだけであるという訳でもない。実際誰とも会話しようともしないヒイロも彼が親しげに(あるいは馴れ馴れしく)会話した事が人と関わるようになっていった始まりであるし、OZこそが正義と単純に信じていたヒルデという名の一人の少女は、自ら捕らえたデュオの言葉によって、自分で考える事を始めている(彼女はデュオと出会った後、潜伏しているデュオのサポートをしたり、ピースミリオンに潜入して情報を持ちかえったりと密かに重要な役を務めていた)。彼の普通さ、人当たりの良さという物は(極端な人間が多いガンダムWでは)彼の大きな強みであると同時に、彼の大きな美点であった。

 エンドレスワルツの最後の場面では、ヒルデとまたジャンク屋稼業に戻ったようである。他のガンダムパイロットと違い、戦争が終わった世界でも上手くやっていけそうである。
「死ぬぜぇ、俺を見た奴は、みんな死んじまうぞぉ」


主人公 ヒイロ・ユイ
 AC195年に遂行された、作戦名「オペレーション・メテオ」のエージェント。ウィングガンダムにのってL1コロニー群から地球に向かった。道中大気圏突入時において後の宿敵ゼクス・マーキスと初の戦いを演じる。この際の高笑いでなんか危ないのではという印象を受けた人も多いが、ある意味当たっているのかもしれない。

 その後地球につくなり一般人(リリーナ)に顔を見られ、救急車を奪って逃亡し、あまつさえ学校で、顔を見られた当人に興味をもたれてしまい、さらに彼女に後々までストーカーのようにつけ回されてしまう(一人でいるのが好きな彼にとって、これは苦痛だったろう)。挙げ句の果てにデュオに恩を売られてしまったのは彼としては痛いところだろう。

 彼は幼い頃からドクターJにエージェントとしての教育を受けていたため、戦士としての腕に関しては超一流である。だが代わりに感情を失ってしまった。これでも昔は泣いたり笑ったり驚いたりしていたのだ。子供のヒイロに課せられた試練は、とても重いものだったのかも知れない。しかしそのせいか任務に対する情熱(というか執着心)はとても強く、脱走のためにビルの50階から飛び降りたり(しかも骨折を自分で治す)、ためらいなくウィングガンダムを自爆させたり(しかも生きている)と、その活躍ぶりたるや他の四人の追随を許さぬ見事さである。そして、大気圏突入の頃からの腐れ縁ゼクス・マーキスと幾多の戦いを繰り広げ、南極で決着をつけようとしたが途中にOZが割り込み勝負は中断、決着は宇宙まで持ち越される。結局はリーブラの戦いで、ヒイロが勝利を収める。

 最初のうちはウィングガンダムにのっていたが、宇宙に行きオズに潜入してからはメリクリウスに搭乗。さらにカトルとの対決が終わったあと地球に潜伏。そしてトレーズからガンダムエピオンを託されるが、後にゼクスとウィングガンダムゼロとトレードする。トレース曰く、「これを使って勝者になってはいけない」ガンダムであるエピオンを何も言わずにゼクスにくれてやったのは人が悪いと言わざるを得ない。この時期は少々危険だったが、見事乗り越えてまた戦士として人間として成長することになる。

 当初は無口と無愛想と自分の命を一切顧みない事にかけてはガンダムパイロット中ナンバー1だったが、リリーナを守るという想い故に本来の優しさや人間らしさを見せるようになり強くなっていった。とくに自爆後にトロワに命を救われてからは与えられた任務よりも自分の感情を優先するかのような言動も目立ち、それは他のガンダムパイロット達にも影響を及ぼした。また、意図的にギャグをかまして無口でクールなトロワを爆笑させたりもしていた。

 案外生身で人を傷つける事はなかった。銃の腕は確かなのだが、人に銃口を向ける回数が多い割に(特にリリーナが多い)撃つ事はまずなかった。

 ちなみに彼の「ヒイロ・ユイ」という名前は本名ではなく、昔のコロニー指導者「ヒイロ・ユイ」からとったコードネームである。したがって彼の本名は現在のところ不明である。

 ところでこのヒイロというキャラクターの造型の面白味は、どこに存するのだろうか。ある意味、『Gガンダム』で一定の成功を収めた開き直り路線第2弾である『ガンダムW』の再度の成功の秘密とそれは重なっているように見える。

 『Gガンダム』と『ガンダムW』の共通点はバカな登場人物ばかりが登場するバカ話、という点にあるが、そこにおける「バカ」とは「何かが足りない」「欠如」によるバカではなく、「何かがあり過ぎる」「過剰」によるバカである。そこにおける登場人物たちははっきり言ってバカばかりだが、無能で非力なのではなく、有能で力があり過ぎて空回り、いやそれどころか自分のよって立つ基盤を破壊してもなお動きを止めない。そしてヒイロという主人公はまさにこのような意味での「バカ」の真骨頂であり、彼とタメを張れるのは、同じく『ガンダムW』のトレーズ様、戦死者すべての名前を覚えているとうそぶくクソバカちゃんくらいのものである。かなりのバカであるはずのリリーナでさえ彼らの前では色あせる。彼らは単に直情径行なのではない。それでは考えが足りないバカである。彼らは考える! 余計なことを考えすぎ、考えすぎる割には立ち止まることもなく疾走する! その結果ストーリーは絶え間なく壊れ続ける、いや壊れることによってしか先に進まない。

 ヒイロのどこがバカか。まず彼の任務遂行率の恐るべき低さを見よ。まず初っぱな、地球上陸作戦自体がどうしようもない大失敗である。そして目撃者リリーナを延々殺せない。それどころか、デュオだのドクターJだのが敵に捕らわれたとき、彼はその口封じのためにわざわざ敵の基地に潜入して彼らを殺そうとして、その結果、必ず助け出している。そしてもちろん、OZにはめられて連邦穏健派を一掃してしまった事件。ここでドジを踏んだのはデュオ、カトル、トロワも同様だが、直接高官たちをやっちまったのはヒイロである。

 しかしこれだけではただの足りないバカである。彼の真骨頂が発揮されるのは任務を超え、更にダメ押しでガンダムからも降りて生身となったときにこそ発揮される。『G』世界のガンダムファイターでもないくせに、彼は生身の時の方が強くて有能である。高層ビル飛び降り事件しかり、ウィング自爆後も生きてた事件しかり、味方捕虜を「殺すはずが助けちゃう」もしかりだが、何と言っても圧巻はOZのミサイル基地自爆をサリイの依頼で止めた時である。このときガンダムは何の役にも立っていない。これは終幕のリーブラ狙撃と並ぶ彼の二大偉業であるが、傑作なのはこともあろうにこの偉業のあと、彼は「俺のミスだ!」と絶叫して自分を責めるのである!(確かに元はと言えばそうなのだが…)

 ストーリー自体が破滅的に破綻していたとはいえ、『ガンダムW』はこのヒイロに代表されるキャラクターのポジティヴなバカさ加減によって愛すべき作品となっていた。
「お前を…殺す!」
まガンダムはこれくらいですかねそれと戦艦ジャンヌダルクをげっつしました





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この記事のコメント

おお・・・これじゃムルアカ参加出来ないよう(*´Д`)=з
2007-06-15 Fri 01:46 | URL | ムルアカ #-[ 編集]
ムルアカってガンダムしらないの
みたほうがいいよ
2007-06-15 Fri 07:43 | URL | なかもん #-[ 編集]
ムルアカはおれの母
2007-06-15 Fri 21:16 | URL | たそがれアッガイ #4nHpPTls[ 編集]

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